PERを利用した割安株探しについて

私は銘柄の割安度を判断する尺度として昔ながらのPER(株価収益率)を活用しており、PER10倍を一つの基準にしていますが、PERだけで購入の判断するのは不十分であることも認識しています。

PER = 株価 ÷ 一株当たり当期純利益で求められますが、景気により利益変動が大きい企業の場合はPERが大きく変動します。

法人税が減免されている企業の場合、純利益が多く残りますのでPERでみると割安に見えますが、比較企業と同列に並べるのは適切でなくなります。

そのため、PERだけで銘柄購入判断をしてしまうのは適切でないのですが、一次審査としてふるいにかけるのに、PERは有効です。

ユーグレナ (2931)は将来有望だけどPER200倍を超えるから投資対象としては論外だな」
ロゼッタ(6182)の翻訳事業は競争力がありそうだけどPER100倍だからもっと株価が下がるまでは様子見だな」
などといった使い方をするには便利な指標だと思います。